体を温める食べ物で代謝アップ

私たちが一日に消費するエネルギー量の中で7割方占めている代謝は「基礎代謝」ということですが、この基礎代謝を上げるためには、インナーマッスルを鍛える運動ももちろん大切ですが、それと同時に食生活や日常生活など、気を付ける点も多くあります。ここでは、代謝をアップさせる食べ物や食生活についてご紹介します。

体を温める食べ物で基礎代謝をアップ

日本人の平均的な体温は36.89℃と言われています。この36℃台の平熱というのは、私たちの体内の酵素の働きを活発にしてくれる温度でもあるのです。逆に冷え症や35℃台の低体温は、酵素の働きを悪くするだけではなく、免疫力なども低下し、気付かないうちに病気に掛かりやすい体になっていることもあります。ですから、冷え症や低体温が気になる方は特に、体を温める食べ物を摂ることが大切です。基本はまず当然のことながら、冷たい食べ物は避け、温度の温かい食べ物を食べることを心掛けましょう。

また、体を温める食材を意識してとることも、基礎代謝をアップさせるポイントでもあります。具体的に言えば、生姜(成分:ショウガオール)、唐辛子(成分:カプサイシン)、ニンニク・ネギ・玉ねぎ、ニラ(成分:硫化アリル)、かぼちゃ、アーモンド、ゴマ、さつまいも(成分:ビタミンE)などがあります。

これらの食材を使った料理を食べることで、発汗作用などもあり体温上昇とともに基礎代謝もアップするのです。しかし、同じ食品だけを偏って食べているのは返って逆効果です。食事は、「温かい物」を「バランス良く」を心掛けることも大切です。