「ヨウ素(ヨード)」で代謝アップ

ヨウ素(ヨード)で基礎代謝を上げる

ヨウ素はヨードとも呼ばれ、甲状腺ホルモンを合成するのに不可欠なミネラルです。この甲状腺ホルモンというのは、タンパク質の合成をアップさせたり、人間の発育に必要不可欠なホルモンです。また、この甲状腺ホルモンは、エネルギーの消費量を増やし、基礎代謝を上げてくれるホルモンでもあります。ヨウ素は、海藻類などに多く含まれており、特に昆布は海藻の中でも特に多くのヨウ素を含んでいます。

その他、ヨウ素が多く含まれる食品は、わかめ、ひじき、のり、牡蠣、ハマグリ、小エビ、イワシ、サバ、たら、鮭、あわび、うずらの卵、パイナップル、海塩などに多く含まれています。

ヨウ素の一日の摂取基準は、成人の男女で一日当たりの摂取推奨量は130μg程度であり、上限量は2200μg程度と言われています。ヨウ素が欠乏すると、貧血、体力の低下、倦怠感、発育不良、脱毛、甲状腺の肥大、甲状腺腫などの症状が表れることもあります。また逆に長期間に渡り、ヨウ素を過剰摂取した場合も、体重増加、体重減少、頻脈、じんましん、発熱、筋力低下、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺中毒症などの過剰症が出ることもあります。特にサプリメントなどは過剰に摂り過ぎてしまうこともあるので注意が必要です。タンパク質もそうですが、体に良いからといって、過剰に摂りすぎるのは逆効果です。代謝アップを考えながらどの食品もバランスよく、ほどほどに摂取していくことが大切です。