代謝とストレスの関係

現代社会において、「ストレス」というのは切っても切り離せない存在です。学校や会社、家庭、人間関係など、何かしら「ストレス」を感じている方も少なくないのではないでしょうか。ここまで、基礎代謝をアップさせるために、筋肉の鍛え方、食べ物や食生活などをご紹介してきました。ここでは、基礎代謝とストレスとの関係について考えていきたいと思います。

基礎代謝が低下する原因として

  • 冷えや低体温
  • 自律神経の調節不足
  • 血行不良
  • 代謝エネルギーの不足

などが考えられます。中でも、自律神経の調節は、ストレスと深く関わっています。自律神経は内臓の働きをコントロールする神経です。この自律神経は、交感神経、副交感神経の二つに分類されています。

  • 交感神経・・・昼間活動している時や緊張を感じたり、ストレスを感じる時などに働く神経
  • 副交感神経・・・夜間眠っている時やリラックスや休息している時に働く神経

この二つの神経は、通常どちらか一方が働いている時は、どちらか一方が休憩しているという具合に交互に働いています。しかし、ストレスを感じることで、このバランスが崩れ、交感神経のみが働く状態になってしまうと、緊張状態が長くことになってしまいます。このような状態になると、リラックスができない状態となり、睡眠不足、頭痛や動悸、食欲不振などを引き起こすことがあります。ストレスによりこの自律神経のバランスが上手にとれないと、基礎代謝を下げてしまうことにもなりかねないのです。