食事によるむくみ予防で代謝アップ

基礎代謝とむくみには密接な関係があり、むくみを解消することで基礎代謝もアップさせることができます。マッサージによるむくみ解消以外に、食事によってのむくみの解消方法について考えていきましょう。

バランスの良い食生活を心掛けましょう

むくみを予防したり解消させるには、普段からの食生活も大きく影響します。栄養の偏った食生活は、むくみの原因となることがあります。一度自分の食生活を見直し、不足している栄養素がないよう、バランスよく毎日の食事を摂ることが大切です。

カリウムを含む食べ物を摂る

塩分はむくみの大敵です。カリウムを摂ることで体の中の余分な塩分を排出してくれます。また、利尿作用もありますので、余分な水分も塩分とともに排出してくれるのです。また、カリウムが不足すると、インシュリンの分泌を抑えられます。そうなると満腹感を感じられなくなり、どんどん食べてしまうという結果に繋がり、メタボのもとにもなってしまいます。カリウムは主に、野菜、芋類、豆類、海藻、魚介類などに多く含まれています。

野菜・・・パセリ、茹でた枝豆、ニンニク、唐辛子、茹でたほうれん草、かぼちゃ

芋類・・・山芋、じゃがいも、さつまいも、さつまいも

豆類・・・大豆、グリンピース、ナッツ類

海藻・魚介類・・・こんぶ、海苔、わかめ、するめ、かつおぶし

また、カリウムを摂るだけでなく、日頃から塩分控えめの食事を摂ることも大切です。外食やコンビニ弁当、インスタント食品、ファーストフード、スナック菓子など、意外と多くの塩分が使われているのです。

クエン酸

クエン酸は、レモンやグレープフルーツ、梅干し、酢などに含まれている「酸っぱい成分」です。お掃除などにも「クエン酸」を使われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。このクエン酸には、疲労回復や健康増進させてくれる働きや、代謝をスムーズにする働きがあります。

クエン酸を多く含む食べ物

レモン、グレープフルーツ、みかんなどの柑橘類、いちご、キウイ、リンゴ、梅干し、酢

ビタミンE

ビタミンEは、体の血行を良くする働きや抗酸化作用、老化の原因を取り除く働きがあります。血流が良くなり血液をサラサラにしてくれるため、体の血の循環もスムーズにしてくれます。

ビタミンEを含む食べ物

アーモンドなどのナッツ類、あんこうの肝、たらこ、めんたいこなどの魚(卵)類、かぼちゃ、赤ピーマンなどに多く含まれています。

マグネシウム

マグネシウムは、骨を丈夫にしたり、筋肉の収縮を助ける働き、たんぱく質・糖質・脂質の代謝を補助する働きをする成分です。マグネシウムも代謝を助けるビタミンB群と同じように、不足すると摂取した食品をタンパク質やアミノ酸、脂肪酸に変換(代謝)することができず、皮下脂肪や内臓脂肪、セルライトとして蓄積されてしまうこともあります。マグネシウムは野菜を始め、海藻や豆類などに多く含まれる成分です。また、マグネシウムの働きを助ける、ビタミンB6も併せて摂りたい成分ですね。

マグネシウムを含む食べ物

昆布、ワカメ、海苔、ひじき、大豆、ラッカセイ、アーモンド、ゴマ、玄米など

ビタミンB6を含む食べ物

にんにく、レバー、まぐろ、かつお、酒粕など