代謝アップのための食事のポイント

代謝を上げる食べ物や食生活ついて

身体を温める食べ物や食事を心がける

冷え症や35度台の低体温は、酵素の働きを悪くし体の基礎代謝を下げてしまうので、「体を温める食事や食材」を意識してとることが大切です。体を温める食べ物としては、生姜(成分:ショウガオール)、唐辛子(成分:カプサイシン)、ニンニク・ネギ・玉ねぎ、ニラ(成分:硫化アリル)、かぼちゃ、アーモンド、ゴマ、さつまいも(成分:ビタミンE)などで、体温が上昇するため代謝をアップさせます。

筋肉を作る「タンパク質」を摂る

タンパク質とは、主に肉類、魚介類、乳製品、豆・大豆製品、玉子、ゴマなどに多く含まれています。しかし、脂質も多く含むタンパク質を必要以上に摂り過ぎてしまえば、超過分のタンパク質は体脂肪へと変わってしまいます。ですから、肉類・魚類を選ぶ時はなるべく脂肪の少ない部分を選んだり、蒸したり、煮たりと脂肪を摂りすぎない調理法をするよう心掛けることも大切です。

ヨウ素(ヨード)で、タンパク質の合成を助ける

ヨウ素はヨードとも呼ばれ、甲状腺ホルモンを合成するのに不可欠なミネラルです。ヨウ素は、海藻類などに多く含まれており、特に「昆布」が海藻の中でも特に多くのヨウ素を含んでいます。その他、ヨウ素は、わかめ、ひじき、のり、牡蠣、ハマグリ、小エビ、イワシ、サバ、たら、鮭、あわび、うずらの卵、パイナップル、海塩などに多く含まれています。

ビタミンB群(ビタミンB1・B2・B6など)代謝をサポートする

ビタミンB群は、基礎代謝に必要となる筋肉やエネルギーに必要な、タンパク質やアミノ酸、脂肪酸に、摂取した食品を変換させる手助けをする栄養素です。ビタミンB群が不足すると、摂取した食品をタンパク質やアミノ酸、脂肪酸に変換(代謝)することができず、皮下脂肪や内臓脂肪、セルライトとして蓄積されてしまうこともあります。

ビタミンB群を多く含む食品

ビタミンB1:豚肉、うなぎ、玄米、うなぎ(かば焼)、たらこ、きな粉等

ビタミンB2:豚・牛・鶏レバー(肝臓)、アーモンド、うなぎ、納豆、玉子等

ビタミンB6:にんにく、レバー、まぐろ、かつお、酒粕等

以上、代謝をアップしたりサポートをしてくれる食品についてです。これらを摂ることを心掛け、基礎代謝を上げるように心掛けましょう。

代謝アップのための食生活のポイント

食事は3食、規則正しく食べましょう

脂肪を燃焼させるのに、食事の「回数」も関わりがあると言われています。食事を摂ることで、食べたものは消化器系の臓器によって分解され、エネルギー代謝が起こるわけですが、食事を1回抜かせば、この1回分の代謝もなくなってしまうわけです。

就寝前や夜遅くに食べるのは太るもと

夜は体をリラックスさせるために働く副交感神経が働き、代謝を制御してしまっていることが原因とも言われています。また、夜は腸管が活動的に働くため、エネルギーが脂肪となり蓄積されるというのも原因の一つのようです。